日 付 令和元年12月21日
担 当 松本 幹也、溝邊 礼文
施工業者 戸田建設・福永建設工業JV
実施内容 玖珠町太陽光発電所 盛土試験
作 成 者 船井 令美
〇玖珠町太陽光発電所
・パ ネ ル 容 量:24MW
・使 用 パ ネ ル:東芝製 特注パネル(61,536枚)
・開 発 面 積 :24ha
令和元年の年末、大分県玖珠郡玖珠町に建設中の玖珠町太陽光発電所の盛土試験が行われました。
玖珠町太陽光発電所の土は、クロボクという九州特有の土が多く堆積しており、クロボクの下にも粘土質の土が堆積している為、非常に地盤の悪い土地となっています。
盛土品質を確保するため、18t級ブルドーザーにて転圧回数と強度の試験を実施し、必要転圧回数を確認いたしました。
【試験概要】
1)盛土厚さは30cm/層とする
2)改良はバックホウ撹拌とする。撹拌後、直ちに盛土する。
3)改良材:麻生セメントソリッドエース#400、添加量:130kg/m3、総数量:1,319㎥
4)試験の実施は盛土当日完了とする。
5)転圧は18tブルドーザーで行い、転圧回数は0,2,4,6・・・回と繰り返し行う。
【評価方法】
1)各転圧回数ごとに試験ヤード6点でブル転圧による盛土沈下量を計測する。
2)各転圧回数ごとに試験ヤード6点でRI試験を実施し、ブル転圧に伴う空気間隙率を計測する。
【試験結果】
以上の項目を実施し評価した結果、今回の盛土は転圧回数6回となりました。
見えないところの施工をしっかり行うか行わないかによって、発電所の品質も変わりますので、発電所の安全を維持することが出来る様に今後もきっちり試験を行って参ります。
⇩盛土試験の様子(2回転圧時の転圧状況)⇩

⇩盛土試験の様子(転圧状況)⇩
